今はもう、「デキる人」「デキない人」などと一概に分類することは一昔前の流行のように扱われる時代かもしれませんが、以前として勝組、負組なる言葉が巷をにぎわせている昨今です。
今回紹介の本「頭がいい人の習慣術」も、「頭がいい人」と、タイトルに人の優劣について鮮明に出ていて目を引きますが、大から小まで様々な点について、賢い選択を提示してくれます。それらを身に付けて、自らの習慣とするなら、まさにその人は「デキる人」となるでしょう。
「自分で毎日仕事を重くしているあなたへ」「いつも切羽詰まっているあなたへ」「あふれる資料を整理できないあなたへ」といった小見出し別に、多数の身に着けたい良い習慣が9ジャンルで紹介されています。
- 仕事がラクになる思考習慣のススメ
- 効率よく仕事がこなせる段取り習慣のススメ
- ムリせず余暇を確保する時間習慣のススメ
- 仕事にキレが増す集中習慣のススメ
- 決断力と発想力がつく問題解決習慣のススメ
- 頭をサビさせない創造習慣のススメ
- もっと頭がよくなる読書習慣のススメ
- 有益で使い勝手のいい情報収集習慣のススメ
- 頭と身体が生き返るOFF習慣のススメ
忙しく「自分の時間」を持つべきだと思っているが、一体どれくらいが適切なのか。やる気が起きないときどうすればやる気がでるのか。「やりたくないこと」を、1日の初めにするべきか、終わりにするべきか。普段仕事をしていると誰もが持つ悩みですが、それらに対して具体的な提案をしてくれています。
本の趣旨とはそれほど大きく関係ありませんが、本文中で紹介されていた興味深いエピソードを1つ紹介させていただきます。
1953年、アメリカ東部の名門・エール大学の卒業生に、
「あなたは目標を設定していますか?」
「その目標を書きとめていますか?」
「目標達成の計画はありますか?」
と質問したところ、すべての質問にイエスと答えた卒業生は、わずか3%だった。ところが、それから20年後、卒業生を追跡調査したところ、驚くべきことがわかった。この年に卒業した学生の20年後の総資産のうち、なんと97パーセントは、この3パーセントの卒業生たちが握っていたのだった。
「願望は、強く願えば願うほど実現する」などというと、いかにもカルト的なビジネス書にありそうな文句だと思われるかもしれない。じっさい、私もこの数字を見るまでは、この手のビジネス書は眉唾のように思っていたのだが、現在は、すくなくとも「願望は、強く願わないことには実現する可能性が低い」と思うようになった。(本文25~26ページより)
「願望は、強く願えば願うほど実現する」というビジネス書とは、ナポレオン・ヒルの成功哲学に関するもののことでしょうか。それは別として、こういったエピソードや具体例盛りだくさんの賢い習慣術の紹介本です。(S.U)
■ 書籍案内
一生懸命なのに、何をやっても要領が悪く、仕事の結果も評価もイマイチの人がいる。いっぽうで、仕事が速いのに的確で、話題も豊富、私生活も充実した「デキる人」がいる。
何が、この両者を分けるのか。「頭がいい人」といわれる人は、どこがどう違うのか。これは、生まれつきでも才能でもなく、じつは「毎日のちょっとした積み重ね」によるものなのだ。
■ 著者紹介
小泉十三(こいずみ・じゅうぞう):1956年生まれ。早稲田大学文学部卒業後、出版社に入社し、一般書、実用書の編集に携わる。その後、独立して事務所を構え、現在は単行本、雑誌への執筆活動を精力的に行っている。人々の動きや、社会の情勢から、その裏と根底にあるものを浮き彫りにし、意外な事実や法則を抽出するが、その視点は大衆をとらえつつも、真理を見据えており鋭い。
■ 書籍概要
| 著者 | 小泉十三 |
| 価格 | 756円(税込) |
| 出版社 | 河出書房新社(KAWADE夢新書) |
| 発売日 | 2003年5月23日 |
| ページ | 216ページ |
| サイズ | 17.2 × 10.6 × 1.6 cm |
| ISBN-10 | 4309502695 |
| ISBN-13 | 978-4309502694 |






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